予防歯科・歯周病治療
予防歯科について
歯科医院は「悪くなってから」行くものだとお考えの方は多いと思います。 しかし、それが先進国である日本において多くの歯が失われる一番の原因です。 医療技術が発達しても未だ失われた歯が再生されることはありません。大学病院で研究に携わってきましたが、歯の再生治療を受けられるのは数十年以上先のことだと思います。
どういうことかと言うと「歯は一度削ってしまうと、元通りに戻ることはない」ということです。 仮に虫歯を発症し治療を行ったとしても、進行を止める事は可能ですが、削った分の歯は人工物で補う他なく、本当の意味で完治する事はありません。 また、虫歯治療後は虫歯再発のリスクもゼロではありません。
つまり、健康な口腔環境で一生涯快適に過ごすには「悪くなってから」では無く、「悪くなら無いため」に行う予防歯科が非常に重要です。 そのために定期的に歯科医院でメンテナンス（歯石除去・着色取り）を受ける習慣をつけましょう。
日本が抱えるお口の健康実態
今日の日本において予防歯科という言葉は徐々に浸透しているとはいえ、残念ながら、歯科医院には、まだ「悪くなってから」行くものだというのが一般的です。
しかし、世界に目を向けると、歯のメンテナンスなどの予防歯科は当たり前の習慣であり、 日本人のメンテナンス受診者の割合が2％なのに対し、スウェーデンでは90％、アメリカでは80％、イギリスでは70％と、 先進国の中でも日本は圧倒的に低い数値です。
その結果、80歳になってからの歯の平均残像数は日本人が10.1本ですが、スウェーデン人は2倍以上の21本です。
このように生涯ご自身の歯で過ごすためには、お口のメンテナンスなどの予防歯科は切っても切れない関係にあります。
桑名市の歯科医院（歯医者）とき歯科クリニックでは、以下のよな取り組みで、予防歯科を実施しております。
年を重ねても健康な歯でいられるよう、一緒にお口の健康を守りましょう！
とき歯科クリニックで行う予防歯科
PMTC
PMTCとは専用の機材を用いて歯科医院で行う、プロの歯の清掃です。 毎日の歯みがきでは取り除けない汚れを徹底的に取り除き、最後には歯質を強化するフッ化物で歯をコーティングします。 見た目もきれいになり、予防にもつながる、オススメの施術です。
スケーリング
虫歯や歯周病などの原因菌の巣窟となっている「歯石」を取り除く治療です。 歯ブラシでは歯石の除去はできませんので、専用の器具を用いて徹底除去します。 歯石は丁寧に毎日歯磨きをしていても、少しずつですが溜まっていきますので、定期的な検診をお勧めします。
ブラッシング指導
どんなにクリニックでプロのケアを行ったとしても、日々のセルフケアが間違っていると、虫歯・歯周病を発症しやすくなります。 桑名市の歯科医院（歯医者）とき歯科クリニックでは、患者様の口腔環境に応じて、１人１人に合ったブラッシング方法や、歯ブラシをご提案させて頂きます。
桑名市の歯科医院（歯医者）とき歯科クリニックでは、予防歯科にも力を入れております。
一生涯ご自身の歯で生活できるように、歯のメンテナンスをご希望の方は、お気軽にご来院下さい。
歯周病治療について
歯を失わないためには、虫歯予防も大切ですが、歯周病予防の方が直接的に関係しています。 歯周病は歯周病菌による感染症で、歯を支える骨を溶かす病気です。 そして、溶けた骨を戻すことは非常に困難で、最終的に自然と歯が受け落ちてしまいます。
さらに、歯周病の恐ろしさは、ほとんど痛みもなく“見えない”病気である点です。
知らない間に発症し、実は日本の成人約８割が歯周病だと言われています。
虫歯と違い痛みもの無く悪化してしまいますので、歯茎の違和感・揺れを感じた時には、かなり進行した状態になってしまっていることもあります。
そして虫歯では無い健康な歯でも、歯が抜け落ちてしまうのです。
口臭や歯ぐきからの出血などは歯周病のサインです。 定期的な検診・予防で早期発見、早期治療を行いましょう！
